静岡県の富士スピードウェイで行われている、フォーミュラ・ニッポン第3回合同テストは2日目を迎えた。
引き続き、DOCOMO TEAM DANDELION RACING(ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング)から参加した広大は、ピットインを繰り返しながら精力的に周回を重ね、午前のセッションを7番手で終える。
広大は、午後のセッションでも好タイムを並べる安定した走りをみせて、終盤にはニュータイヤを装着してアタックラップに入る。ここで今回のテスト中ベストタイムとなる1分23秒326を叩き出し、2日間のテストをトップで締めくくった。
テスト終了後、広大は以下のようにコメントしている。
「まずは今日のフォーミュラ・ニッポンのテストのチャンスを与えてくれたホンダさん、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの皆さんに感謝したいです。今シーズン、最終戦までチャンピオン争いを演じたロイック(・デュバル)のマシンに乗ることは、自分にとってチャンスであると同時に勝負でした。ロイックのマシンに乗ることで、自分がドライバーとしてどんなポジションにあり、何が足りないのか? それがはっきりと比べられるので、この2日間のテストは集中してドライブしました」
「初日はチームとマシンに慣れることに重点を置きました。2日目はいろいろなテストメニューをこなしましたが、最後は全力でタイムアタックにいきました。最終的にトップタイムをマークすることができ、有意義なテストになりましたね。チームの雰囲気も良く、あたたかくスタッフの皆さんに迎えていただきました。」
「来年のことは、まだ方向性は何も決まっていません。いまはただ今年最後のテストをいい形で締めくくることができたので満足しています」