土曜日の第1レースの結果、広大はル・マンでの第2レースに5番手グリッドから臨むことになった。日曜日、スタート直前までサーキットはドライコンディション。広大を含めて全車がドライタイヤを装着してグリッドについた。しかしスタート直後に雨が降り出す。そのため路面は滑りやすく、スタート直後からスピンやコースアウトするマシンが続出。広大もJ・ランカスターとシケインで接触する場面もあった。そのため、レースは6周目で赤旗中断となった。
その後、全車がレインタイヤを装着し、セーフティカー先導のもとでレースは再開された。しかし、レースは11周を走り終えた時点で終了。広大は4位でチェッカーを受けているが、規定のレース距離の75%を走行しておらず、レギュレーションによって入賞者にはハーフポイントが与えられることになった。その結果、広大は1.5ポイントを獲得している。
また、ランカスターの接触によって、広大には次戦ホッケンハイムでスターティンググリッドの5番手降格のペナルティが科されることになった。
広大はレース後、「スタート直後に雨が降ってきて、難しいコンディションになりました。でも僕はドライタイヤで濡れた路面を走るのは得意なので、もう少しレースをしたかったですね。ランカスター選手との接触はアクシデントです。レース後に彼とも話しましたが、『仕方がない』と言っていました。ホッケンではペナルティが科されることになりましたが、予選で頑張って、少しでも前のポジションからスタートできるようにしたいと思います」と語っている。