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セパンでGT初表彰台に上がる。

2009.06.21

6月21日、マレーシアのセパン・サーキットでスーパーGT第4戦の決勝が行われた。11番手からスタートしたKEIHIN NSXは、金石選手がスタートドライバーを担当。レース序盤の混戦のなか、金石選手は安定したラップを重ね着実に順位を上げていく。そして、3番手走行中の33周目にピットインして広大が乗り込んだ。

6番手でコースに戻ったKEIHIN NSXは、他車のペナルティでひとつ順位が上がる。「セパンは初コース」と語っていた広大だったが、周回を重ねるごとにペースアップ。圧倒的なスピードを披露して先行するマシンに迫ると、40周目、45周目とオーバーテイクを繰り返し、表彰台圏内の3番手に浮上する。さらに攻め続けた広大は、48周目に2番手を走行するマシンに追いつくと最終コーナーでパス。2番手まで順位を上げた。

KEIHIN NSXはそのまま2位でチェッカーを受け、チームにとって今季初、自身にとってGT初の表彰台に上がっている。この結果、ドライバーズランキングで金石選手と広大は5位に浮上。また、チームランキングでもKEIHIN NSXは5位となり、後半戦に向けて弾みをつけた。

広大はレース後、「セパンは初めてのサーキットで、やはり暑さを心配していたのですが、思ったよりは暑くなかったようですね。僕自身、体力的にもまったく問題なかったです。レースに関しては、KEIHIN REAL RACINGのチームスタッフと(金石)年弘さんがいいマシンに仕上げてくれたおかげで、最後までいいペースで走きることができました。マシンのコントロール性、タイヤの磨耗状態もすごく良く、本当にどのコーナーでも思いっきり攻めた走りをすることができました。僕自身もNSX-GTのマシンにようやく慣れてきたように感じています。今回はドライバーとしてもいい走りができたと思います。次のレースでは優勝を目指してがんばりたいです」と語っている。