激しい雨が降る富士スピードウェイでフォーミュラ・ニッポン(フォーミュラ・ニッポン)の第4戦が行われた。午後2時半にスタートしたレースはセーフティカー(SC)先導で始まった。3周目にSCがコースを離れると、広大はすぐに前を走る松田選手をオーバーテイク。4番手に浮上する。
雨は激しさを増すなか、広大はまずまずのペースで走行を続けたが、9周目の1コーナーでオーバーラン。6番手にポジションを落とす。その後、他のマシンがリタイアしたために、ひとつ順位を上げ5番手のポジションをキープしたまま走行を続けていたが、25周目に1台のマシンがコース上にストップ。ここで再びSCが導入された。
このタイミングで広大はピットイン。給油をしてコースに戻るが、ノーピット作戦の数台の先行を許してしまった。これで一時ポジションを落とした広大だが、残りの周回をしっかりと走りきり、6位でフィニッシュ。開幕戦から4戦連続の入賞を決めている。
「今日はいいレースができたと思います。SCがコースを離れたあとに、すぐ松田選手を追い抜くことができたし、ペースも決して悪くなかった。でも、前の選手と近づけば近づくほど、前がほとんど見えなくなってしまい、追い抜きを仕掛けることができませんでした。本当にタフなレースでしたが、きちんと入賞圏内で完走することができました。そういう意味では良かったし、次の鈴鹿につながるレースだったと思います」