2008年3月20日〜21日にシーズン2回目となるユーロF3合同テストが快晴に恵まれたポルトガルのエストリル・サーキットで開催されました。ユーロF3はクムホのワンメイクタイヤが供給されていますが、年間で使用できるタイヤが60セットに限定されています。しかし、このテストではタイヤのセット数がカウントされないために、広大は初めてのエストリルで200周以上の走行を重ねています。「マシンのフィーリングは確実に良くなっている」と語り、シーズン開幕に向けての準備は徐々に整ってきているようです。では、以下が広大本人によるテストレポートです。
「3月20日〜21日にポルトガルのエストリルでF3合同テストが開催されました。前回のテストの舞台となったバレンシアからそのまま移動し、エストリルに向かいました。バレンシアのテストが終わってからチームとミーティングをして、さらにマシンセットを進められるようにプログラムを組んで、エストリルのテストに臨みました。
今回のテストはタイヤのセット数がカウントされないため、朝一から走行することができました。今回も初めての走行となるコースだったため、多く周回を重ねました。エストリルは、最終セクションに登りながらのタイトなシケインがあり、そこをうまく走ることがコース攻略につながるという面白いサーキットでした。バレンシアとは違ったキャラクターのコーナーが多かったので、たくさんのテストをすることができました。
初日は足回りや、ウイングのダウンフォースバランスの確認し、最後はNEWタイヤを装着してのタイムアタックもうまくいき、2番手のタイムを出すことができました。
2日目も引き続きテストスケジュールを順調にこなしていきました。午前の最後のアタックは最後までアタックすることができなかったので、もう少しタイムアップできる可能性がありました。午後はブレーキのキャリパーのテストをしたのですが、あまりいい感触がしなかったことに加え、強風でコンディションが難しい状況だったので、あまり走行することができませんでした。
開幕戦までに、イギリス国内でプライベートテストが行われる予定です。マシンのフィーリングもバレンシアの時から確実によくなってきており、最終確認を次のテストでして、最高の状態で開幕戦に臨みたいと思います」