第3戦が鈴鹿サーキットで行われました。前回までのレースでは、セットアップの進め方で自分たちの流れを掴めなかった部分があり、スムーズに予選へ臨むため自分ができることを考えフリー走行に臨みました。マシンの調子が良かったこともありメニューをしっかりとこなすことができたと思います。10分間の占有走行で予選セットの確認もすることができました。
Q1を担当しました。ハード側のタイヤを選択したため2周のウォームアップを入れました。路面温度が午前よりも上がっていましたが、1周目のアタックに合わせるため熱入れはしっかり行いアタックに入りました。1周目のアタックをまとめることができ4番手タイムでQ2に繋げました。松下選手は5番手タイムとなり決勝のグリットが決まりました。
レース前20分間の走行では決勝セットの確認を松下選手で行いました。決勝は52周で行われました。スタートは松下選手が担当し、ポジションキープのまま1コーナーをクリアし、2周目のシケインで16号車、同じく3周目のシケインで19号車をパスし3番手でレースが進んでいきました。
その後2回のフルコースイエロー(FCY)導入がありましたが、ポジションキープしたまま20周目にピットに入りドライバー交代をしてコースに戻りました。
作戦が成功し、37号車の前で復帰、アンダーカットが成功しポジションを上げました。28周目に再びFCYが導入され、そのタイミングでピットアウトしてきた39号車の先行を許してしまいましたが、FCY解除後のスプーンカーブでオーバーテイクしました。500クラス全車がピット作業を終えた時点で2番手を走行し、37号車が一定のギャップで迫るなか油断のできない周回が続きました。そして、39周目に再びFCYが導入され、そこからセーフティカー(SC)導入に切り替わりました。トップを走る3号車とのギャップは16秒ほど離れていましたが、SC導入により差がなくなりました。43周目のリスタートに向けて、タイヤのウォームアップと最後のチャンスを掴むため集中しました。相手のシケインの進入からの加速にタイミングは合わせられましたが、相手のウォームアップが良くここではチャンスを作ることができませんでした。残り10周のスプリントでトップを追いかけ精一杯の走りでしたが追いつくことができませんでした。最終ラップの最終コーナーで300クラスの集団に追いついてしまい大混乱の中凌ぎきり2位でゴールしました。
今シーズンの反省点をクリアし結果に繋げることができたと思います。そして、GTでは初めて鈴鹿で表彰台に立つことができ鬼門となっていた鈴鹿で目標が一つ達成できたことも大きいと思います。ここから、少しインターバルとなりますが、次回富士でも好成績を残すためチームと準備していきます。