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ミニインタビュー「前半の3ラウンドを終えて」

2008.06.11

第3ラウンドのポーまでの6戦を終え、獲得ポイントは8。最高位はムジェロの2位で、ポイント・ランキングで11位につける広大。前半戦の3ラウンドを終えて、以下のように印象を語っている。

「ユーロF3には、ホンダ、トヨタ、メルセデス、フォルクスワーゲン、レッドブル・・・いろんなところからサポートを受けたドライバーが世界各国から集まっています。エントリーも日本よりもはるかに多く30台もありますし、各チームのマシンの性能差はほとんどありません。すごく接戦で、激しい競争が繰り広げられています。日本のファンの方がユーロF3を見ると、すごく迫力があって、おもしろいと思いますよ」

そんな厳しいレース環境にもかなり慣れてきたという広大だが、まだいくつかの改良すべきポイントがある、とも語っていた。

「最初はタイヤの使い方に戸惑いました。1イベントでは3セットのタイヤを使うことができるのですが、どんなタイミングで新品を投入するのか。またユーロではクムホのワンメイクタイヤを使用していますが、これまで日本で使っていたブリヂストンとは特性が違います。特に暖め方などは変わっていたので、そのあたりを把握するのが難しかったです。ドライビングに関しては、ブレーキングですね。マシンを含めて、この点をもう少し詰めることができれば、もっともっと速くなると思っています」

最後にズバリ、「初優勝はいつになりますか?」という質問をぶつけてみた。

「もちろん僕は毎戦、優勝を目指して走っています。残りのレースでは全部勝って、チャンピオンになるつもりですが(笑)、ライバルも速いので、なかなか難しいですよ。でも走っていて楽しいし、やりがいもある。チームともいいコミュニケーションがとれていますし、自分の力を出しきれば勝てるという自信もあります。日本でユーロF3のTV放映はないし、情報も少ないようですが、僕が早く勝って、いいニュースを日本に届けたいと思います」