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富士でのフォーミュラ・ニッポンデビュー戦は6位入賞。

2009.04.05

4月5日、曇り空が広がる富士スピードウェイでフォーミュラ・ニッポンの開幕戦が行われた。11番手のグリッドからスタートした広大はオープニングラップを9位で終える。その後、ポジションを落とす場面もあったが、マシンが軽くなるにつれてペースも上がり、レース中盤には入賞圏内まで順位を上げてくる。そして最終ラップには前を走る大嶋選手を13コーナーで見事にオーバーテイク。広大はフォーミュラ・ニッポンデビュー戦を6位入賞で飾っている。広大はレース後に、以下のようにコメントしている。

「昨日の走行データをもとにいろいろミーティングをして、マシンにセッティングを変えてみました。それがいい方向に行きました。朝のフリー走行ではマシンのフィーリングもよく、3番手のタイムもマークすることができました。その時点で決勝への手応えを感じることができました。

午後のレースでは、燃料を搭載してマシンが重い時のドライビングの経験がなかったので、少し苦労しました。それでもマシンが軽くなってくると、自分のリズムも取り戻し、いいペースで走ることができました。ピットインもうまく行きましたね。コースに復帰した時に(大嶋)和也の前に出ることができたのですが、タイヤが冷えていたために、抜き返されてしまいました。でも、いいマシンに仕上げてくれたチームのためにも絶対に前に出てやると決意して、最終ラップで勝負を仕掛けました。100Rからぴったりとつけて、インフィールドのダンロップからクロスラインで仕掛けました。13コーナーで和也がミスしたので、うまく前に出ることができました。

今回はいろいろと難しい状況もありましたが、自分の中ではベストの走りができたと思います。もちろん、まだまだ細かい課題はありますが、マシンの開発もいい方向に進んでいると手応えを感じています。11位からスタートして、最終ラップで順位を上げて6位でフィニッシュ。次の鈴鹿に向けて、いい弾みをつけることができました」