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2008年6月アーカイブ

6月29日、ノリスリンクでレース2が開催された。7番手からスタートした広大はいい飛び出しを見せて6番手で1コーナーに飛び込んだ。そしてアウトにマシンを寄せて一時3番手まで浮上したが、コーナーの出口でJ・ランカスターとE・モルタナが接触。これを避けようとした広大がスピードを緩めたところに、後ろからマシンが追突。広大のマシンは大きなダメージを受け、無念のリタイアとなった。

ノリスリンク・ラウンドを終え広大は「今回は練習走行の段階からすごくマシンの仕上がりが良かった。それだけに今日の結果は残念です。予選でも、最終アタックの時に遅いマシンに引っかからなければポールポジション(PP)を取ることができた。ずっとセクターベストで走ることができていたのですが、前を走っていたマシンが最終コーナーで突然スローダウンした。あれがなかったら、PPを取れたんですけどね・・・。でも、再び表彰台に帰ってくることができたので、その点では満足しています」と語っている。

6月28日、ノリスリンクでレース1が開催された。スタートで他の選手にプッシングされ、一時は4番手に落ちてしまった広大。しかしオープニングラップのヘアピンで前を走るM・マキとJ・ビアンキの2台がからみ、リタイアとなった。これで2番手に浮上した広大は、初優勝を目指してトップのヒュルゲンベルグを追いかけていく。だが、素晴らしい速さを見せるヒュルゲンベルグに追いつくことができず、2位でフィニッシュ。今季2度目の表彰台に上がっている。レース後の広大は、「とりあえず2位になれたのはうれしいですが、一番勝たなければならないヒュルゲンベルグに逃げられてしまった。それが悔しいです。次のレースも表彰台を目指します」と語っている。

6月27日、ドイツのノリスリンクでユーロF3の第4ラウンドがスタートした。「初めてのコース」というノリスリンクで、フリー走行から好調な走りを見せていた広大。注目の予選でも48秒822という好タイムを叩き出す。PPを獲得したARTのニコ・ヒュルケンベルグから僅差の3番手グリッドを獲得している。

広大は予選について、「このコースはブレーキングが重要となりますが、マシンはすごくいい感じに仕上がっています。2セットのタイヤを装着していた時にちょっと壁にぶつかってしまい、ハンドリングに少し影響がありました。でも全体を通してみれば、3位になれてうれしいです」と語っている。

6月27日〜29日にドイツ・ノリスリンクで開催される第4ラウンドは、前回のポーと同様に市街地サーキットが舞台となる。広大にとって初めての走行となるノリスリンクの印象について「過去のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のビデオを見ましたが、荒れたレースになるケースが多いようです。でも逆に考えれば、チャンスでもあると思います」と語っている。さらに広大は「前回のポーでは不運が続き、いい流れをつかむことができませんでした。ノリスリンクでは是非、いい形でレースをまとめたいです。もちろん勝ちを狙っていきます!」と語っている。

第3ラウンドのポーまでの6戦を終え、獲得ポイントは8。最高位はムジェロの2位で、ポイント・ランキングで11位につける広大。前半戦の3ラウンドを終えて、以下のように印象を語っている。

「ユーロF3には、ホンダ、トヨタ、メルセデス、フォルクスワーゲン、レッドブル・・・いろんなところからサポートを受けたドライバーが世界各国から集まっています。エントリーも日本よりもはるかに多く30台もありますし、各チームのマシンの性能差はほとんどありません。すごく接戦で、激しい競争が繰り広げられています。日本のファンの方がユーロF3を見ると、すごく迫力があって、おもしろいと思いますよ」

そんな厳しいレース環境にもかなり慣れてきたという広大だが、まだいくつかの改良すべきポイントがある、とも語っていた。

「最初はタイヤの使い方に戸惑いました。1イベントでは3セットのタイヤを使うことができるのですが、どんなタイミングで新品を投入するのか。またユーロではクムホのワンメイクタイヤを使用していますが、これまで日本で使っていたブリヂストンとは特性が違います。特に暖め方などは変わっていたので、そのあたりを把握するのが難しかったです。ドライビングに関しては、ブレーキングですね。マシンを含めて、この点をもう少し詰めることができれば、もっともっと速くなると思っています」

最後にズバリ、「初優勝はいつになりますか?」という質問をぶつけてみた。

「もちろん僕は毎戦、優勝を目指して走っています。残りのレースでは全部勝って、チャンピオンになるつもりですが(笑)、ライバルも速いので、なかなか難しいですよ。でも走っていて楽しいし、やりがいもある。チームともいいコミュニケーションがとれていますし、自分の力を出しきれば勝てるという自信もあります。日本でユーロF3のTV放映はないし、情報も少ないようですが、僕が早く勝って、いいニュースを日本に届けたいと思います」

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