Koudai on Koudai
2017-2018前編

ファンの皆さんからの質問に塚越広大が直接答える1年に1回の特別企画「Koudai on Koudai」。今回も日本全国のファンの方から、たくさんの質問が寄せられました。本当にありがとうございます。まずは前編として「プライベートに関する質問」をピックアップしました。

取材・文=川原田剛 写真=村上庄吾

プライベート編

Q三重県のウエダさん他からの質問です。「レースドライバー以外でなりたかった職業はありますか?」
ないです(キッパリ)。でも小学校の時に自分の将来の夢を絵で描くという授業があって、それまで散々レーサーになるというのを描いていたので、先生に「またか!」と言われると思い、次になりたいのは何かと考えたことがあります。その時に、頭の中に浮かんだのは宇宙飛行士でした。やっぱり乗り物の運転する人ですね(笑)。
Q茨城県の櫛田英明さん他からの質問です。「シーズンオフの楽しみは何がありますか?」
僕はもともと「オフだから何か特別なことをする!」というタイプではありません。でもあえてオフの楽しみをあげるとすれば、雪山でスノーボードをしたり、雪道を車で走ったり……そんな感じですかね。それも今年はあまりできませんでした。年末までセパンでテストがありましたし、あまりオフ感がなかったような気がします。
Q三重県のnissitypesさんからの質問です。「レースやイベントなどで全国を旅することがあると思います。レース前は食事制限などがあると思いますが、よく食べに行くお店とかありますか? また勝負メシ的な食べ物はなんでしょうか?」
まずシーズン中でも基本的に食事制限をすることはありません。お菓子などを食べるのを多少控えるぐらい。それ以外は普段からいわゆる一般的な食事をしています。レース前だから特にメニューを変えるということはありません。

移動先での食事に関しては、リアルレーシングは各サーキットで食べるところが毎回決まっています。どこもすごく美味しいので、毎戦、ご飯を食べにいくのが楽しみです。僕らにとって、それが勝負メシと言えるかもしれません。
Q広島県のポケモン貴大さんからの質問です。「塚越さんは『新世紀エヴァンゲリオン』のファンとして知られていますが、零号機、初号機、弐号機の3機のうち、一番好きなのはどれですか?」
難しいなあ……。僕は弐号機が好きです。見た目もカッコいいですし、何よりアスカが好きですからね(笑)。
Q千葉県の須藤亜紀子さんからの質問です。「結婚式で、歌った歌の歌詞はご自身で考えたのですか?」
きっとBSフジの『スーパーフォーミュラGO ON!』で放送されたのを見たんですね(笑)。曲と歌詞は、サムライジーンズの方と一緒に考えました。結婚式でサプライズソングをやろうと言い出したのは、サムライジーンズとSEVの方たちです。彼らにいろいろ助けてもらいながら、歌をつくりました。
Q三重県のココアとミルクさんからの質問です。「こ〜でゆい君グッズの発売はもうないのですか?」
今のところは予定していないですね。また機会があればつくりたいのですが、今はちょっとお休み中です。
Q同じく三重県のムーミンさんからの質問です。「自動車のレースに限らず、世界にはいろんなレースや競争があります。経験の有無は関係なく、出場してみたい競技はありますか?」。ちなみにムーミンさんは「スキーとヨットに憧れています」とのことです。
経験できるチャンスがあれば、何でもやってみたいですね。でもスキーでレースに出るのは簡単ではないでしょうね。ヨットのレースはカッコいいので、いつかやってみたいですね(笑)。出場するなら、やっぱり乗り物系がいいかな。ヨット、飛行機、バイク、スノーモービル……いろんなものに乗ってみたいです!
Qムーミンさんからもう一問です。「昨年、お子様が誕生して、思いもよらなかった目標ができた、ということはありますか?」
特にありませんが、あえて言うならば、他のお父さんたちと一緒だと思います。いつまでもカッコいいパパであり続けたい、と思いますね。
Q北海道の米内敏雄さんからの質問です。「国内トップカテゴリーのスーパーフォーミュラとスーパーGTに参戦し、休日はトレーニングなどで忙しくされているイメージがあります。そんな中で、奥様とはどのようにして知り合ったのでしょうか?」
うーん、これはちょっと答えづらいですね(笑)。知り合ったきっかけは、友だちとみんなで遊ぼうとなった時に、たまたま来ていたメンバーの一人だったんです。そこで知り合ってから、何年かして付き合うことになりました。
Q米内さんからはもう一問です。「奥様とは結婚する前、彼女だった時にデートはどのような場所に行かれていたのでしょうか?」
いやー、これも答えづらいですね(笑)。大したところには行っていませんよ。よくデートで出かけたのは食べ歩きです。あとは映画を見たり、ドライブしたりとか、そんな特別なところには行ってないですよ(笑)。
Q石川県の実川光生さんからの質問です。「奥様とのとっておきのデートスポットを教えてください」
とっておきというのはないですが、最初に二人でデートしたのは鎌倉・江の島にドライブしたのを覚えています。
Q実川さんからはもう一問です。「愛車であるクルバレット色のHONDA NSXが綺麗な林道を走る写真を広大選手が #朝活#NSX と題してツイートされていました。毎朝のルーティンなどがあるのでしょうか?」
特にありませんね。でも最近、寝るのが早くなったので、必然的に早起きなんです。朝早く起きて、ゆっくりとコーヒーを飲む時間が好きですね。余裕があって、落ち着いて一日をスタートできるような気がします。僕にとって優雅で、大切な時間になっています。それに朝早くでかけると、外の空気がすごく澄んでいて気持ちいいんです。おすすめですよ(笑)。
Q岡山県のつばささん他からの質問です。「将来、娘さんが結婚相手にレーサーを連れて来たらどうしますか? 賛成or反対?」
職業は何でも関係ありません。やっぱり大事なのは人間性だと思っています。それに最終的に(結婚相手を)選ぶのは本人ですからね。僕は「あなたが結婚したい相手だったらいいんじゃない」と娘に言える、心の広いパパになりたいです(笑)。
Q三重県のchaboさん、奈良県からのRENDEZ-VOUSさん、埼玉県のもえはんさんからの質問です。「お子さんに期待する夢は? やはりレースの世界に進むことを望みますか?」
本人がレースをやりたいといえば、できる限りサポートするつもりですが、なんでもいいので自分の好きなことをやってくれればいいと思います。でも、できれば僕が知らない、経験していない世界に進んで、活躍してほしいと思います。

というのも、僕はある時、母にこんなことを言われたことがあったからです。「広大がレースをしていたおかげで、これまで自分がまったく知らなかった世界を知ることができ、いろんな人たちに会うことができた。それが何よりもうれしいし、すごく感謝している」って。この母の言葉がすごく心に残っています。僕も親になり、できれば子どもに同じようにしてほしいと思っています。
Q三重県のうずらゆういさんからの質問です。「レースや旅行などでホテルに宿泊される際、シャンプー・リンスやボディソープなど、日常生活で使っているものを持ち込みますか? それとも備え付けのものを使用しますか?」
僕は備え付け派ですね。というのも、旅行の時はできるだけ荷物を減らしたいタイプなので、余計なものをなるべく持っていかないようにしています。
Q岡山県の植田恵美さんからの質問です。「私は趣味でカートをしています。サーキットが遠いので仕事の休みの日に月1回しか練習ができないのですが、上手くなる練習法とかあれば教えて下さい」
ちょっと難しいかもしれませんが、自分の頭の中でイメージする理想の走りと、実際の自分の走りと何が違うのか。そこを明確にイメージできるようにしてほしいと思います。それができれば、悪いところを頭の中で修正していけばいいのです。そうすればタイムアップにつながっていきます。いわゆるイメージトレーニングのひとつですね。

でも、この練習は頭の中でイメージをしっかりと持てないとダメなので、ビデオで走りを撮影したり、速い人と自分の走りはどこが違うのかと、自分なりに研究したりすることが必要だと思います。
Q広島県の赤ヘルさん他からの質問です。「どんなタイプのクルマが好きですか?」
エンジンで言えば、自然吸気が好きですね。高回転のエンジンは音がいいし、身体に伝わってくるフィーリングが気持ちよくて好きです。S2000の前期モデルに搭載されていたVTECは素晴らしかったですね。

レイアウトはミッドシップかFR(フロントエンジン・リアドライブ)です。四駆(四輪駆動)でもいいです。ドライビングという観点でが、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)は面白くないです。前が重くてどうしてもアンダーステア(クルマが曲がりにくい)になってしまいます。一方、FRはアクセルのコントロールでクルマを上手にコントロールできるので、乗っていて楽しいです。FFはどうやって速く走らせればいいのか、よくわからないです(笑)。

ホンダの新しいシビックハッチバックはカッコいいし、速いですが、フロントタイヤがちょっとかわいそう(笑)。キャパオーバーだと思いますね。ハンドルを切ってアクセルを踏んだらアンダーが出てしまう。あれが四駆だといいんですけどね。ホンダには4人乗りでFRのクルマを出てほしいと思っています。
Q兵庫県の西野貴翔さん他からの質問です。「次に買われるクルマ、あるいは買いたいクルマは何ですか?」
昨年、NSXを購入しましたので、新しいクルマは興味ないですね。今のクルマを大事に乗りたいと思っています。
Q熊本県のKEIHINファンタックさんからの質問です。「今、乗ってみたいクルマはありますか?」
ラリーにすごく興味があるんです。世界ラリー選手権(WRC)に出場しているトヨタのヤリス(ヴィッツ)やシトロエンのC3、フォードのフィエスタなど、ラリーのマシンに乗ってみたいです!
Q三重県の二宮眞帆さんからの質問です。「2017年の夏から観戦を始めたスーパーGT初心者ですが、気になることがあるので質問します。スーパーGT含め日本の自動車レース界では、ドライバーが呼び捨てではなくて『〇〇選手』と呼ばれたり、選手同士そう呼び合っているシーンが他のスポーツ界よりも多いように感じますが(気のせいかもしれませんが)、なぜですか?」
「うーん、どうですかね……。取材などで面識ない方の名前を出さなければならない場合は『○○選手』と言うことはあるかもしませんが、あまり気にしたことがなかったですね。僕の場合、面識のある場合は『○○さん』ですね。例えば脇阪さんだったら寿一さん、他にも小暮さん、伊沢さんとなります。あまり○○選手ということはないかもしれませんね。
Q二宮眞帆さんからもう一問です。「チーム内でのドライバーの地位はどのようなものですか?」
地位というのがどういうことを指しているのか、具体的にわかりませんが、チーム内では本当に大事にされていると思います。ドライバーが全力でパフォーマンスを出せるように、チームのみんながクルマを仕上げ、作戦を立ててくれます。もちろん僕らドライバーもチームの各々のスタッフを大切に思っていますので、お互いに尊敬しあいながら仕事ができていると思います。
Q栃木県のERIKOさんからの質問です。「塚越選手の2017年のレースとプライベートのBest3を教えてください」
プライベートは結婚して、子どもが生まれて、NSXを買ったことです。これは簡単ですね(笑)。レースに関しては、スーパーGTのオートポリス(2位表彰台)、タイ(3位表彰台)、あとはスーパーフォーミュラのオフのテスト(鈴鹿)でトップタイムを出したことです。