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Q地元の栃木県に関する質問もいくつか来ています。まず栃木県のリコさんから。「栃木の好きな場所はどこですか?」

「日光市の霧降高原の一番上にある駐車場ですね。星がとってもきれいなんですよ」

Q埼玉県のはるはるさんから。「レースを観戦しに茂木に行くのですが、塚越選手がおすすめの栃木県のおいしい食べ物を教えてください」

「やっぱり餃子とイチゴですね。レモン牛乳? 実は、僕は最近まで知らなかったんですよ。テレビの『秘密のケンミンSHOW』で栃木の名物としてレモン牛乳が取り上げられて話題になり、僕もいろいろな人から聞かれたんですけど……。僕は知らなかったし、飲んだこともなかったんです」

Q岡山県の陽子さんから。「朝ご飯で一番好きなものは何ですか?」

「明太子にお酢を入れるんです! ご飯にかけるんじゃなくて、そのまま食べるんです。そのあとにパクっとご飯を食べる。これがおいしいですよ(笑)。きっと誰もやったことないと思うんですが、僕の実家でそうやって食べていたんです。僕はお酢がすごく好きだし、酢と明太子の辛さが絶妙なんですよ」

Q栃木県のKumiさんから。「塚越さんは誰の生まれ変わりと感じますか!? 希望でも可!!(笑)」

「僕は学生時代から歴史が好きです。なかでも源氏と平家の戦いが好きなので、源の義経か、地元の那須与一ですかね(笑)」

Q愛知県のかのんさんから。「なぜレーシングドライバーになったのですか?」

「子どもの頃に、あのカッコいいレーシングカーに乗りたいと思ったからですね。当時だったらF1マシンやグループAのマシンです。『あれに乗りたい!』と思ったから、レーシングドライバーになりました」

Q今年も子どもたちからもたくさんの質問が来ています。まずは愛媛県のきょうのすけさんから。「僕もレーサーになりたいのですが、どうやったら塚越さんのようになれますか?」

「レーサーになるためには、速く走ることだとか、上手にクルマを運転する能力が必要になりますが、まずはモータースポーツに触れることが大事だと思います。そのために、まずはカートに乗ってみたらいいと思います。もし可能であれば、家族の方に『カートに乗ってみたい』と言ってみてください。少しでも早くカートに触れる機会があれば、モータースポーツの面白さがよりわかってくるはずですし、どんどん上手になっていくと思います。ただ、小さい時からカートをやれば、絶対にプロになれるというわけではありません。プロになるためには、最初に言ったように、能力が必要になってきますから。とにかく、まずはカートに乗って、モータースポーツに触れてみることをオススメします」

Q愛知県のりょうしゅりさんから。「ぼくは今、小学一年生です。将来は塚越選手のようなドライバーになるのがゆめです。でも、ほくのいえの近くにはカートをならえる場所がありません。公園のゴーカートにはよくつれてってもらうけど、そのれんしゅうでレーシングドライバーになれますか?」

「これは難しいなあ・・・・・・・。さっきも言いましたが、カートに乗るのは早いにこしたことはないと思います。それだけ早くレースの楽しさもわかるし、スキルもアップしていきますから。実際、僕も小学校の1年生からカートに乗っています。でも早い時期からレースに常に出て、お金をかけてどんどんやる必要はないと思います。僕もカートを始めてから4年間はレースに出ていません。月に1回、ラー飯能のスクールに通って、それにプラスして練習するぐらいでした。できれば、りょうしゅり君も夏休みとかでいいので、1回、レーシングカート乗ってみるのがいいと思いますよ。
カートに乗らないでも、練習する方法もあります。僕は子どもの時、自転車で近くの公園とかでタイムアタックをしていました。公園の外周は、何となくコースのようになっているじゃないですか。そこでライン取りとか、過重移動とかを学ぶことができると思います。もちろん、子どもの頃は、ただ単に自転車が好きでよく乗っていただけです。別にカートの練習しようと思ってやっていませんでした。でも今にして思えば、公園を自転車でタイムアタックしていたことも、いい勉強になっていたなあって感じます。
実際のカートの走行とは違うかもしれないですが、日常生活の中にもレースに通じるものはたくさんあるんですよ。例えば人混みの中を歩く時に、どうやったら最短距離で、スピードを落とさず、接触もしないで歩くことができるのかと考えるんです。人混みの中で周りをよく見ながら、自分の進路を瞬時に決めていく。それも、どうやったらうまく乗れるのかということにつながっていくと思います。いわば、イメージトレーニングの一種ですね。そういうことを僕は小さい頃からやっていたし、今でも時々そうしているんですよ」

Q愛知県のりょうしゅりさんから、もう一問。「ゆうしょうしたときとかにもらってるお金はなにを買ったりしてるんですか?」

「賞金をもとにして、僕を支えてくれるトレーナーさんや、スタッフの方にギャラを支払ったりしますが、2012年はお母さんに日ごろの感謝の意味を込めてクルマ(フリードハイブリッド)をプレゼントしました!」