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2009年、フォーミュラ・ニッポン(FN)とスーパーGTシリーズに参戦する広大は、それぞれのカテゴリーに合わせて、2種類のヘルメットを使用しています。FN用とスーパーGT用のヘルメットを並べて見比べてみると、ヘルメットの種類やカラーリングが異なっていることが目につきます。それ以外にも細かい点でいくつもの違いがあるので、早速、広大自身に解説してもらいました。

「まずヘルメットの基本デザインについて話しましょう。ヘルメットの側面には自分のイニシャルのKTの文字があしらわれています。カラーリングはお気に入りのブルーとレッドのシンプルなデザインでしたが、昨年、初めて海外のシリーズで戦うことになったので、デザイナーさんと相談して、日本っぽいイメージにしようと決めました。それで和を取り入れたデザインになっています。FNのヘルメットが基本デザインになります。GTのヘルメットも基本的には同じデザインですが、オレンジとブルーの位置を逆にしています。これには理由があって、KEIHIN REAL RACINGのマシンはブルーが基調となっていますので、コクピットに座っていても目立つように、バイザーの周辺にオレンジを配置しているのです。それからスーパーGT用のヘルメットは、和と同時に地球もテーマにしてデザインをしています。頭のてっぺんに宇宙から見た地球が描かれているんですよ」

広大が使用するヘルメットは、世界中のドライバーが愛用する日本のアライ・ヘルメット社の製品です。スーパーGT用は同社のフラッグシップモデルのGP5、FN用は現在F1ドライバーと、広大を含めた一部のFNドライバーだけが使用している最新モデルのGP6です。レースファンの間では、GP6は多くの注目を集めているようですが、残念ながらまだ一般には販売されていません。