Race Report/レースレポート

2019 SUPER GT

Round.08TWINRING MOTEGI

2019年スーパーGT第8戦

開催日:2019年11月2、3日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:ツインリンクもてぎ(栃木県)

2019年のスーパーGT最終戦『MOTEGI GT 250km RACE』がツインリンクもてぎで行われました。セッティングは後半戦をベースにして、もてぎのコースに合わせていきました。気温が低くタイヤ選択も重要になるため慎重に評価しました。

Qualifying/予選

予選:5位

天候:晴れ

今回の予選はQ2を担当しました。Q1はバゲットが担当し、6番手で通過しました。バゲットのコメントを基に微調整を行いアタックに臨みました。しかし予想よりもマシンはアンダーステアで、自分のベストと違ってしまいました。それでも5番手というまずまずの順位でグリッドを確保しました。 予選でバケットがアタックした際にフラットスポットを作ってしまったため、レースで1本だけ使用できなくなってしまいました。タイヤを残りのセットでどのように使うかレースに向けてのひとつの課題となりました。

Final/決勝

決勝:5位

天候:晴れ

決勝前の20分間のフリー走行でレース用のセットを試しました。今回のレース距離は250kmと通常よりも短いため、セカンドスティントでどのタイヤにするか、無交換もありえるのかなど、戦略的にいくつかの選択がありました。それらの点を踏まえ、レースセットを考えました。

今回スタートを担当しました。予選日よりも路面温度が低かったため、他車に比べウォームアップの早さに心配があったので、入念にタイヤへの熱入れを行いスタートに備えました。

スタートして1コーナーでブレーキをかけた時に少しフロントをロックさせてしまいました。しっかりと熱入れを行なっていたのですが、足りなかったようです。アウトに膨らんでしまい、イン側に38号車がきました。並走のまま3コーナーに入っていき、ここでイン側のラインをキープできたこともあり、バランスを崩した6号車を抜くことに成功。4番手にポジションを上げることができました。さらに6周目、37号車と23号車の争いの隙をつき、4コーナー立ち上がりから加速を合わせ、5コーナーのブレーキングで23号車を抜き、3番手にポジションをあげました。そこからトップ2台を追いかけていきましたが、後半に向けて無交換も視野に入れ、タイヤを労わりながらの走行になりました。

スティント後半で6号車が追い付いてきました。抑え切ることはできたと思うのですが、ペースが遅くなりトップとの差が開くことは避けたかったので、無理をしない程度に抑えていました。しかし最後は先行を許し、4番手に後退しました。そしてピットに入ろうとしたのですが、前後チームとピット作業のタイミングが重なってしまいました。スムーズな作業を行うため、数周ピットインのタイミングを見送り、24周目にピットに入りました。

バゲットに交代し、タイヤを4輪交換してコースに戻りました。このピットのタイミングが悪く、6番手まで後退してしまいました。その後、1台がスローダウンしたため5番手に戻り、そのまま53周のレースを走り切り、最終戦が終わりました。この結果、ドライバーズランキング6位でした。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースはレクサス勢が速く苦しい戦いになりましたか、その中でも粘るレースができたと思います。シーズン後半からのいい流れを保つことができ、自信につながると思います。来シーズンはNSX-GTがFRとなり、大きく変化する年になります。シリーズ後半のような強さが1年を通して必要となります。さらに強さを磨き、来シーズンはチャンピオンにチャレンジします。今シーズンも応援ありがとうございました。