Race Report/レースレポート

2018 SUPER GT

Round.05FUJI SPEEDWAY

2018年スーパーGT第5戦

開催日:2018年8月4日、5日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:富士スピードウェイ(静岡県)

スーパーGT第5戦『FUJI GT 500mile RACE』は富士スピードウェイで行われました。レース距離が500マイル(約800km)となり、4回のドライバー交代が義務付けでした。今回はウェイトハンデが最大重量の50kgとなり、重くても速く走れるセッティングを探っていきました。

Qualifying/予選

予選:出走できず

天候:晴れ

今回はQ1の担当でしたが、予選直前にトラブルが発生し、エンジンがかかりませんでした。復旧作業を急ぎましたが、出走時間に間に合わず、予選を走ることができませんでした。

Final/決勝

決勝:3位

天候:晴れ

レース前の走行で、決勝用のセッティングの最終確認を行いました。予選前に起きたトラブルは解消され、問題なく走行することができました。

決勝は177周で行われ、14番手からレースに臨みました。今回はスタートを担当しましたが、フリー走行でのマシンの感触が良かったので、無理をせず落ち着いて走ることを心掛けました。スタート時の気温と路面温度、そして車重を考慮しエキストラハードのタイヤを選択したことが強みとなり、ストレートスピードの速さを生かし、ポジションを上げていくことができました。

7番手を走行していた37周目に1回目のピットに入り、小暮さんに交代しました。タイヤはエキストラハードでセカンドスティントも走りました。小暮さんは74周目に2回目のピットに入りました。このタイミングで路面温度が下がってきた状況を考え、ソフト側のタイヤを履きサードスティントに入りました。 このタイヤ選択が成功し、前を走るマシンとの差を徐々に詰めていきました。ただ、ソフトタイヤの耐久性がわからなかったのでペースをコントロールしていましたが、スティントの後半はプッシュすることができました。102周目に24号車と8号車を抜き、4番手に浮上しました。そして110周目に3回目のピットに入り、再び小暮さんと交代しました。

146周目に最後のピットに入り、4番手でコースに復帰しました。コースに戻ると、後ろから数台が差を縮めてくる状況でしたが、ペースを上げつつもミスをしないことに集中しながら周回を重ねていきました。そんな中トップを走っていたマシンにトラブルが発生し、表彰台圏内の3番手にポジションを上げました。レースの終盤は後ろとの差を広げることができたため、チームの指示で燃費を気にしながら走行し、今季最長の177周のレースを3位でチェッカーを受けました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回はマシンのフィーリングがよく、上位を狙える感触がありました。しかしトラブルで予選に出走できないという予想外の状況もあり、レースはどこまでポジションを上げることができるか、という不安がありました。そんな中、チームの全員がベストな仕事をすることで想像以上の結果を残すことができ、シリーズランキングも4位まで上げることができました。 レースではもちろんスピードは大切ですが、チャンピオンシップを考えると強さが必要だと思います。そんな強さを発揮できたレースだったとも思います。スーパーGTは残り3戦となりましたが、各レースでの積み重ねが重要なので、しっかり自分の力が発揮できるように臨みます。