Race Report/レースレポート

2014 SUPER FORMULA

Round.04TWINRING MOTEGI

2014年スーパーフォーミュラ第4戦

開催日:2014年8月23日、24日 / 参加台数:19台 / 会場:ツインリンクもてぎ(栃木県)

シリーズ第4戦が栃木県のツインリンクもてぎで行われました。今回も金曜日に90分間の走行時間がありました。今回からエンジンが新しくなり、マシンセッティングは前半戦の問題点を改善できるように変更しました。しかし、走行開始間もなくトラブルでコース上に止まってしまい、走行出来ませんでした。残り30分は走行することができ、予選に向けセッティングしました。

予選

予選:14位(Q1:16位)

天候:晴れ

予選はノックアウト方式で、3つのセッション(Q1、Q2、Q3)で構成され、Q1の上位14台がQ2へ、Q2の上位8台がQ3へと進むことができます。今回もQ3に進めるように、Q1で2セットのニュータイヤを使うことにしました。

朝のフリー走行で、ブレーキングの安定性が良くなるようにセッティングをしました。フリー走行の結果から、同じ方向でセッティングをさらに進め、Q1に臨みました。しかし、結果的に変更が大きく影響し過ぎてしまい、ブレーキングは悪くなってしまいました。Q1では2セットのニュータイヤでアタックしましたが、タイムが伸びませんでした。最終的に16番手タイムとなってしまい、Q2に進出することができませんでした。

その後、予選結果より3人のドライバーが車両規則以外でタイム抹消され、決勝のグリッドは14番手スタートとなりました。

決勝

決勝:6位

天候:曇りのち雨

予選でセッティングを合わせられませんでしたが、データでマシンの挙動を確認することができました。この結果を基に決勝用のセッティングの確認を日曜日の朝の走行で確認しました。

決勝は15時から52周で行われました。スタートは反応が良く、32号車をパスし1コーナーに入りました。3コーナーの進入でアウト側が混んでいたので7号車のイン側へ飛び込みポジションを上げました。さらに、5コーナーのアウト側から31号車をブレーキングで抜いて、1周目で11位までポジションを上げることができました。 ここから、数周ガソリンが重い状況でプッシュしなければならないのですが、マシンの挙動がコーナー出口でオーバーステアだったため、タイヤに気を使いながら我慢の走行になりました。

12周目ぐらいからピットに入るマシンが現れましたが、僕たちはピットに入るタイミングを遅らせました。ここでプッシュして、先にピットに入ったマシンよりも速いラップタイムで周回することができました。その結果、25周目のピット作業を終えてコースに戻ると、7番手までポジションを上げることに成功しました。

その後、41号車と37号車を追いかける展開となりましたが、雨が降ったり止んだりという微妙なコンディションが続きました。そして40周目に突然の大雨で路面は完全にウェットコンディションになりました。その周、ピットに入りタイヤを交換し、チームの素早いピット作業のおかげで37号車の前に出ることができました。ウェットコンディションで41号車に少し追いついて行きましたが、雨が強くなったことでセーフティカーがコースに入ることになりました。結局、レースは最後までセーフティカーの先導となり、6位でこのレースを終えることができました。

広大コメント

予選ではセッティングを合わせ込むことができず下位に沈んでしまいましたが、決勝でのマシンはこれまでに比べるとパフォーマンスが上がったと感じました。もちろん、まだ僕たちが望んでいるレベルではありませんが、確実に進歩したと思いました。今シーズン初ポイントを獲得し、ここから後半戦で確実に進歩できるようにチームと協力し、次戦に臨みます。