第3戦は大分県のオートポリスで行われました。第2戦の富士のあとも、チームとセッティングについてミーティングを行い、土曜日の走行に臨みました。しかし、朝のフリー走行では思うようなマシンバランスで走ることができませんでした。走行後にエンジニアとドライバーで話し合い、大きくセッティングを変更し、予選に臨むことを決断しました。
今回は予選のQ1を担当しました。セッションは15分間で行われ、残り約8分の時点でコースインしました。気温が30度をこえていたため、1回のアタックでタイムを出すことが重要でしたが、最初のアタック中に6号車がコースアウトしたため赤旗が提示されました。
セッションは残り3分で再開されましたが、1周しかアタックする時間がありませんでした。アタック中、ヘアピンのブレーキングで不安定になりましたが、なんとかマシンをコントロールし、タイムロスを最小限におさえることができました。マシンのフィーリングは公式練習から比べるととても良くなり、攻めることができ、6番手タイムでQ2に進出することができました。年弘さんがQ2で7番手タイムを記録し、決勝は7番グリッドからのスタートとなりました。
朝のフリー走行ではレースに向けてガソリンを積んだ状態で走行しました。タイヤの感触もよく、順調に周回を重ねていましたが、最後にトラブルが起きてしまいました。そのためフリー走行のあとに予定されていたサーキットサファリは走行することができませんでした。
午後の決勝レースは、年弘さんがスタートドライバーを担当しました。スタートから7番手をキープし順調に周回を重ねていきました。26周目にドライバー交代を行い、コースに復帰しました。アウトラップからマシンのバランスが良かったので、プッシュすることができ、前を走るマシンとの差を大きく詰めることができました。しかし28周目のストレートでエンジン補機類のトラブルが発生してしまい、すぐにコースサイドにマシンを止めました。そこから再スタートすることはできず、リタイアとなってしまいました。
2戦連続でリタイアとなってしまい本当に悔しいです。予選では赤旗でアタックのタイミングを逃しましたが、2回目のアタックでしっかりとタイムを出せたことは、マシンのパフォーマンスが上がっている証拠だと思います。決勝もトラブルがなければ3位争いに加わることができたと思っています。着実にパフォーマンスが上がっているので、次回のレースは最後まで走りたいです。