Race Report/レースレポート

2012年フォーミュラ・ニッポン第4戦

2012年月7月14〜15日
参加台数18台
富士スピードウェイ

約1カ月間の長いインターバルをはさみ、富士での第4戦は初めてのポイントリーダーとして臨みました。しかし、天候が不安定な中、フリー走行から思うようにタイムが出ず、予選に向けてエンジニアと話し合い、予選に向けて準備しました。

予選

予選:3位(ノックアウト方式)

天候:曇りのち雨

Q1/3位、Q2/4位、Q3/3位

今にも雨が降りそうな天気の中で予選のセッションが始まりました。今回の予選はノックアウト方式が採用され、1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。

路面は完全に乾いていませんでしたが、スリックタイヤでコースイン。フリー走行からマシンの変化を確認しました。途中、赤旗でセッションが中断した時にさらにマシンセットを変更しました。このセット変更がいい方向にいったので、最後ニュータイヤでアタックし、3番手タイムでQ1をクリアしました。 続くQ2はさらにセッティングを進め、ニュータイヤで臨みました。マシンの感触は良くなりましたが、路面の変化に対応しきれず、ここでは4番手タイムとなりました。

Q3に向けてさらにセットを変更していきましたが、セッションの開始直前から雨が降り始めてしまいました。Q3が始まっても雨脚は弱まらず、乾いているうちにアタックしようとコースインしましたが、先にアタックした2台に及ばず、Q3は3番手タイムとなりました。

決勝

決勝:9位

天候:曇りのち雨

日曜日のフリー走行は路面が濡れた状況でした。決勝用のセットを試したかったのですが、完全には把握しきれませんでしたが、レース開始直前の試走8分間で確認することができました。スタート前の天候は雨が降ったり止んだりという難しいコンディションでしたが、自分を含むほとんどのマシンがスリックタイヤを選択しました。

スタートで前に出ようと狙っていたのですが、ホイールスピンが多くなり、加速が鈍ってしまいました。そのため、後ろの集団に飲まれてしまい1コーナーでポジション取りもうまくいかず、順位を大きく下げてしまいました。しばらくドライコンディションでレースが進んでいきましたが、少しずつ集団から離されていく苦しい展開になってしまいました。

レース途中から気まぐれな天候が続き、この状況を活かし前のマシンを抜きたかったのですが、思うようにタイムを上げることができないままレースが進んでいきました。レース中盤、雨脚が一気に強くなりタイヤを変えるかどうか難しい判断が迫られました。トップと同じ作戦では勝つチャンスがなかったため、雨が強くなることを予想し、29周目にピットイン。給油とタイヤをレインタイヤに変えコースに戻りました。このピット作業を行う際に自分のミスでストップ位置から大きく外れてしまいピット作業時間に大きく影響してしまいました。

コースに復帰後、少しでもタイムを稼げるようプッシュし続けましたが、雨は少しずつ止んでしまいました。そのため、一時は5番手までポジションを上げていたのですが、最終的に9番手まで順位を下げ、55周のレースを終えることになりました。

広大コメント

今回は走り始めからうまく流れを作ることができませんでした。決勝でスタートミスからポジションを大きく下げてしまったこと、レース途中のピットストップミスが、結果に大きく響いてしまいました。

レースの作戦は今回がベストだったと思います。しかし、もっと速く走ることができれば、トップと同じ作戦で勝負を挑むことができたと思います。その力がなかったことが一番の敗因だと思います。

今回逃したポイントを取り返すべく、反省を活かし、次回のレースに臨みたいと思います。