Race Report/レースレポート

2011年フォーミュラ・ニッポン第3戦

2011年月7月16〜17日
参加台数16台
富士スピードウェイ

フォーミュラ・ニッポンの第3戦が静岡県の富士スピードウェイで行われました。今回は金曜日からテスト走行(公式合同テスト)が行われ、土曜日にはフリープラクティス(練習走行)が実施されました。予選と決勝は日曜日の1日で開催されるスケジュールでした。
テスト走行では、チームと計画を立て、夏場のレースに向けたセッティングを試すことができました。これを踏まえ日曜日のレースに臨んでいきました。

予選

予選:5位(Q1/8位、Q2/3位、Q3/5位)

天候:晴れ

予選はノックアウト方式が採用され、1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。Q1は20分間で行われました。前日よりも気温、路温が低かったのでコンディションに合わせて、セッティングを進めていきました。Q1をクリアすることはできましたが、思うようにフロントグリップを得ることができず、8番手のタイムとなりました。

Q2にむけて大きくセットを変更し、コースインしていきました。1回目の走行ではタイヤの温め方が十分でなかったので、しっかりタイヤを温めてからアタックに入りました。セッティング変更がうまく当たり、マシンのバランスがよくなり、Q2を3番手のタイムでクリアしました。

最後のQ3に向けて、Q2で変更したセットをさらに進めてみました。マシンの感触は良かったのですが、僅差で5番手のタイムとなってしまいました。

決勝

決勝:5位

天候:晴れ

今回のイベントでは、決勝中に2回のピットインが義務付けとなるルールでした。レース前に行われた8分間のフリー走行でレースセットの確認を行いましたが、あまり良いフィーリングではなかったため、グリッドでエンジニアと話し合いを持ちました。その結果、セッティングの変更を決断し、44周の決勝に臨みました。

シグナルが消え、37号車を抜くことができましたが、逆に16号車に先行を許してしまいました。それでも1コーナーのブレーキングで16号車のインに入り、4番手で1コーナーをクリア。前を行く3台を追いかけました。

セッティングを変更したことにより、フリー走行よりもマシンの感触が良く、前を走る選手に離されないようにプッシュし続けることができました。そして、予定通り14周目に1回目のピットイン。給油とタイヤ交換をしてコースに戻りました。少しでもアウトラップのロスがないように、懸命に攻め続け、前を行くマシンを追いかけました。

27周目に最後のピットへ。1回目と同じく給油とタイヤ交換をして5番手でコースに復帰しました。3番手争いを演じる2台とのタイム差は2〜3秒しかなかったので、そのギャップを縮めるために常に攻め続けました。しかし3位グループに追い付くことができず、そのまま5位でチェッカーフラッグを受けました。

広大コメント

今回5位という結果で満足していませんが、内容として悪くなかったと思います。チームも2回のピット作業をミスなく行い、ホンダ勢のトップを取ることができました。しかし、予選、決勝ともに上位2チームにスピードで負けていたことも事実です。次のもてぎまで時間がありませんが、しっかり反省し、地元もてぎで良いレースができるように準備していきたいと思います。