Race Report/レースレポート

2010年フォーミュラ・ニッポン第7戦

2010年11月6〜7日
参加台数15台
鈴鹿サーキット

フォーミュラ・ニッポン(FN)のシリーズ最終戦となる第7戦が鈴鹿サーキットで行われました。最終戦は2レース制となり、日曜日に2回レースが行われました。

予選

レース1予選:9位
レース2予選:7位

天候:晴れ

Q1/10位、Q2/8位、Q3/8位

予選はノックアウト方式が採用され1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。

予選の第1セッション(Q1)は20分間で行われました。今回はQ1の結果でレース1、通常通り予選の最終セッション(Q3)までの結果でレース2のグリッドが決まるというルールでした。

最初はユーズドタイヤでコースに出てマシンの確認をしました。午前中よりもマシンのフィーリングは良くなっていました。いったんピットに戻り、NEWタイヤに変えてアタックにいきました。NEWタイヤでは自分のイメージよりも、フロントが強くなってしまい、コーナーでタイムを稼ぐことができず、10番手タイムとなってしまいました。

10分間のインターバルを挟み、残った10台で予選の第2セッション(Q2)が行われました。Q1のバランスから、セットを変更しアタックに入りました。Q1よりもリアの安定感が増したため、コーナーでタイムを稼げるように走り、タイムアップに成功。8番手のタイムでQ3進出を決めました。

ふたたび10分間のインターバルを挟み、最後の予選セッションに臨みました。Q2からセットを微調整して、最後のアタックに入っていきました。Q2同様にマシンのバランスは良かったのですが、ヘアピンの立ち上がりのシフトアップでギアがうまく入らず、タイムロスしてしまいました。ベストは尽くせましたが、8番手のタイムとなりました。

しかし、その後の再車検で1台が失格になったので、両レースでポジションが1つずつ上がり、レース1が9番手、レース2が7番手からのスタートとなりました。

決勝

レース1決勝:10位

天候:晴れ

午前中にレース1がスケジュールされ、20周のスプリントレースが行われました。シグナルが消えスタートしたときにホイールスピンが多く、9番手から順位を3つ落としてしまいました。しかし、ヘアピンで前を走るマシンがミスをしたので、ヘアピンの立ち上がりでうまく加速し、スプーンまででポジションを1つ戻し、11位で2周目に入っていきました。

その後、前を走るマシンを追っていきましたが、あまり近づきすぎるとダウンフォースが抜けてしまうため、一定以上の距離を詰めることができませんでした。周回を重ねるにつれて、前との差が開いてしまい、1周ごとに少しでも差を詰めるためにプッシュしました。走り方も考えていきましたが、結果的に思うようにタイムアップすることができませでんした。最終ラップで1台がスピンしたため、レース1は10位で終えることになりました。

レース2決勝:12位

天候:晴れ

午後に行われたレース2はタイヤ交換が義務づけられており、10周目以降からピットに入ってタイヤ交換が可能という規則のもとで、28周のレースが行われました。

シグナルが消えると同時に7番手のグリッドからスタートを切ろうとしたのですが、エンジンをストップさせてしまいました。スタート練習とレース1での失敗の原因を自分なりに考え、調整してスタートに臨みました。しかしアクセル開度が足らず、エンジンをストールしてしまいました。押しがけでエンジンを再始動してもらい、単独で周回を重ねていきました。

最初の2周は自分でもうまく走ることができ、タイムも良かったのですが、それ以降タイムが落ちてしまいました。途中、1台がコースアウトしたために1つポジションを上げました。

レース1も含めて、自分の走り方で少しでもタイムが上がるようにベストを尽くしていきました。レース中、チームと無線でマシンバランスについて話し、どのタイヤを交換するかを相談しました。そして、タイヤ交換の義務を果たすために、12周目にピットイン。左リア1本のみを交換し、ピットアウトしました。チームの迅速な作業でポジションを2つ上げることに成功しました。

その後も、毎周プッシュしていき、前を走るマシンと少しずつ差を詰めていきましたが、ポジションは変わらず12位で終えました。

広大コメント

今シーズンの最終戦は結果を残すことができず、悔しい結果になってしまいました。予選では、自分のベストを出し、Q3に進出することができましたが、決勝は自分のミスで2レースともに順位を下げてしまいました。1年を通して多くのことを学んできましたが、結果を残すことができませんでした。第2戦のもてぎで表彰台に上がることができたのは素直に嬉しかったのですが、それ以降、歯車をうまく噛み合わせることができませんでした。

僕自身もまだまだミスが多く、課題がたくさん残るシーズンでした。今シーズンは富士スピードウェイで特別戦のJAF GPがあり、もう1回レースをする機会があります。これまでの課題を少しでも克服できるように、ベストを尽くします。

最後に、フォーミュラ・ニッポン2010年シーズンに参加するにあたって、たくさんの方々に応援をしていただいたことを改めて感謝いたします。本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。