Race Report/レースレポート

F3ユーロ・シリーズ:ムジェロ(イタリア)
2008年5月2〜4日
参加台数29台

今回はイタリアのムジェロでレースがありました。前回のホッケンハイムと違い、初めて走行するサーキットということもあり、木曜日の走行開始から精力的に走行しました。また気温も高く、マシンのセッティングを進めるためにも周回を重ねることが必要でした。

そんな中、走り始めからマシンの調子もよく、順調な流れでテストができ、予選では2番手。Race1では今季初表彰台の2位を獲得。Race2はリバースグリッドで7番手スタートとなり、結果的にはそのままの順位でフィニッシュしましたが、いい週末にすることができました。

Qualifying/予選

予選:2位
天候:晴れ

金曜日の午後に行われた予選は30分間で行われました。レースでは3セットの新品タイヤを使うことができるため、2セットを予選で使いました。セッション開始とともにコースインし、前回のようにトラフィックに巻き込まれないように注意し、他の選手との間隔をうまく合わせてタイムアタックに臨みました。1セット目の新品タイヤではトップタイムをマークすることができました。マシンの調子も良かったのでピットインし、タイヤを変えて、そのまま2回目のアタックに臨みました。気温が高かったので、タイヤは2周しかいい状況で使えることができませんでした。そのため集中してアタックを行い、2番手タイムを出すことができました。

Final/決勝

レース1:2位
天候:晴れ

土曜日の午前中に行われたRace1は21周でした。このRace1に残りの新品タイヤを投入しました。スタートはまずまずでしたが、1コーナーでタイヤをロックさせてしまい、その間に1つポジションを落としてしまいました。しかし、ペースは自分の方がよく、すぐに3周目の1コーナーで2番手にポジションを戻し、トップを追いました。今回のコースは1コーナー以外ではオーバーテイクが難しく、最終コーナーまでになるだけ差をつめることが必要でした。また気温が高かったので、タイヤをいたわることを考えながら走行しました。そして7周目にうまくスリップを使い1コーナーへ向かっていきました。トップは完全にイン側を抑えていたので、ブレーキングを遅らせアウト側から抜きにかかりました。しかし完全に前に出ることができず、再び首位のマシンを追うことになりました。その後は、1秒以内の差で相手にプレッシャーをかけ続けました。最終的には2番手でゴールし、今季初の表彰台に上がりました。

レース2:7位
天候:晴れ

日曜日に行われたRace2も21周で行われました。ユーロF3ではRace1で8位以内に入った選手に対してリバースグリッドが適用されるため、Race2は7番手からのスタートでした。タイヤは予選で使用し、程度のいいタイヤを選びました。スタート前に1台にトラブルが発生したため、6番グリッドからのスタートでした。

スタートでポジションをキープしたまま1コーナーに入っていきました。イン側を選んだのですが、前のマシンに詰まってしまい、ポジションは変わらず6位で1周目を終えました。その後もRace1と同じように1秒以内の差で前車を追っていましたが、最終コーナーでリアが滑ってしまいました。何とか立て直そうとしたのですが、コースアウトを喫して失速。1コーナーで1つポジションを落としてしまいました。その後も集団での接近戦となりミスが許されない状況でしたが、ポジションを守りきり7位でRace2を終えることができました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースでは、走り初めからいい流れのまま週末を過ごすことができました。前回のレースからチームと様々な問題を解決できるようにやってきた成果が出たと思います。この流れで今後もいいレース運びができるように気を緩めずいきたいと思います。