Race Report/レースレポート

F3ユーロ・シリーズ:ホッケンハイム(ドイツ)
2008年4月10〜13日
参加台数29台

今シーズンの開幕戦となるレースがドイツのホッケンハイムで行われ、木曜日から練習セッションがありました。天候が変わりやすく難しいレースウィークになりました。金曜日に実施される予定だった予選も雨のため中止になり、土曜日の朝に変更になりました。

Qualifying/予選

予選:22位
天候:曇り

朝の8時50分から予選が行われました。4月でしたが気温はまだまだ低く、前日の雨が残る中、全車レインタイヤを装着して25分間のセッションが始まりました。周回ごとに路面状況が変わり、どんどん路面は乾いていきました。タイムもそれにつれて上がっていきましたが、トップと比べるとタイムの上がり方は遅く、さらに途中からドライタイヤに変えたドライバーが現れ始めました。アタック中に引っかかることが多くなってきて焦ってしまい、十分なクリアラップを取ることができないうちに予選が終わってしまいました。

十分なクリアラップを取ることができればタイムはもっと良かったのですが、それにしてもトップとのタイム差(約3.2秒)が大きくなってしまいました。

Final/決勝

レース1:13位
天候:晴れ

予選から3時間後に25周のレースが行われました。路面は完全にドライになりました。スタートしてから混乱している間に、ポジションを上げられるように空いているところに入っていきました。3コーナーでは数台オーバーテイクすることができ、1周目で15位にポジションを上げました。3周目にもポジションを上げましたが、その際に接触してしまいマシンのリアセクションを破損。その後、セーフティーカーがコースインする場面もありましたが、レース再開後はポジションを上げたり下げたりと激しいレースの末、13位でゴールすることができました。

レース2:9位
天候:晴れ

13日の午前中に25周でレースが行われました。前日のスタートのデータを見て、改善できることがあったので試みたところ、いいスタートを切ることができました。前方でエンジンストールしたマシンがあり、間一髪で避けたためポジションは変わりませんでしたが、3コーナーまでに3台を抜き、10位に浮上したところでセーフティーカーが入りました。その時にステアリングに付いているメーターが丸ごと外れてしまいました。なんとかセーフティーカー中にメーターを外そうと試みましたが、外すことができませんでした。その結果、走行中にメーターが暴れてコーナーリング時に引っかかってしまい、難しい状況になってしまいました。それでも前半は激しいポジション争いを続けながら周回を重ねていきました。後半になってレースが落ち着いてからはマシンのコントロールが難しく、思うように前のマシンとの差を詰めることができませんでした。最終的には9位でゴールしましたが、非常に苦しいレースになってしまいました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今年の開幕戦は非常に難しいレースでした。天候に惑わされ路面の変化も激しく、自分自身の本当の走りをすることができませんでした。今回のレースは予選が悪かったことがすべてでした。レースでは、トラブルもありましたが積極的にオーバーテイクすることができました。その反面、課題がたくさん見えました。その課題をチームと話し合い、次回のレースに臨みたいと思います。