Race Report/レースレポート

2007年 全日本F3選手権シリーズ第9戦、第10戦
2007年7月7〜8日
鈴鹿サーキット
参加台数12台

今季2回目となる鈴鹿サーキットでのレースがありました。前回あまり良い結果が残せず悔しい思いをしたので、気合を入れて臨みました。予選では、前回の岡山の時と同じく少し路面が濡れている中、スリックタイヤでのアタックになりました。予選を2位と1位で終え、土曜日の午後に行われた第9戦は3位。日曜日に行われた第10戦は、ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を飾ることができました。

Qualifying/予選

第9戦 予選:2分07秒891/2位
天候:曇り

予選開始前まで雨が降ったり止んだりと難しい天候の中、スリックタイヤで予選に臨みました。全車スリックタイヤでコースインし、予選が始まると、路面が徐々に回復していきました。周回を重ねるごとにタイムアップしていきましたが、途中で前を走るマシンに追いついてしまいました。距離を開けて再度アタックしましたが、最後のアタックラップの時に再び追いついてしまいました。その結果、タイムが伸び悩み、2番手のタイムで1回目の予選を終えました。

第10戦 予選:2分00秒921/1位
天候:曇り

1回目の予選からリアの動きを変えるために少しセッティングを変えて臨みました。路面のコンディションは1回目よりも乾いていました。今回は誰にも追い付かないように、全車との距離を置いてアタックしました。途中赤旗中断でピットに戻りましたが、そのままのセットでとにかく周回を重ねたかったので、予選再開の時に1番にコースインしました。そして最後の周にベストタイムを出すことに成功し、今季2回目のポールポジションを獲得しました。

Final/決勝

第9戦 決勝:3位
天候:曇り

土曜日の午後に行われた第9戦の決勝は、予選と違い完全なドライコンディションでした。シグナルが変わりスタートし、自分としては悪くない感触の出だしでした。しかし3番手に後退し1コーナーに入っていきました。そこからは、トップ3台が等間隔でレースが進んでいきました。2周目に今季2回目のファーステストラップを記録し、前を走る2台を追っていきました。しかしレース中盤から徐々に2番手との差が開いてしまいました。後半に少し乗り方を変えて、コーナー立ち上がりを意識してからは、少しタイムも上がっていきました。そのため若干、前のマシンとの差を詰めることができましたが、3位でゴールすることになりました。

第10戦 決勝:優勝
天候:晴れ

日曜日の13時頃に第10戦はスタートしました。天候は晴れで、ドライコンディションでのレースになりました。今回は落ち着いてスタートすることができ、トップで1コーナーに入っていきました。なんとしても1周目に差を開きたかったので、とにかくプッシュしました。そして1周目に1秒半のマージンを築くことに成功しました。レースの前半に2位との差が1秒以内になる場面もありましたが、中盤からマシンのフィーリングがさらに良くなっていき、そこから差を開くことができました。後半になってもマシンのフィーリングが変わることはなく、最後まで良いペースで走ることができ、今季2勝目のチェッカーを受けることになりました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回の鈴鹿ラウンドで優勝できたことを本当にうれしく思います。前回の岡山での優勝はラッキーな面もありましたが、今回は完璧に実力で勝ったレースだと思います。これも、チームが本当にいいマシンを作ってくれたからだと思います。ありがとうございます。課題のスタートは、まだ完璧とは言えませんが、少しずつ改善されてきたと思います。
次のレースは、オートポリスになります。昨年は良い結果を残すことができなかったので、今までの良い流れをしっかりと維持し、戦っていきたいと思います。<