Race Report/レースレポート

2007年 全日本F3選手権シリーズ第1戦、第2戦
2007年3月31日〜4月1日
富士スピードウェイ
参加台数12台

待ちに待った2007年の初戦が富士スピードウェイで行われました。今年は「ホンダ・チーム・リアル」として若干のチーム体制が変わりました。また使用シャシーもダラーラに変更になった点です。開幕前に富士と鈴鹿でテストを重ね、今回のレースに臨みました。

Qualifying/予選

第1戦 予選:1分36秒246/6位
天候:晴れ

15分間の予選はコンディションが良くなるまで少し待ってからピットアウトしました。タイヤをしっかり温めて2周目からアタックを開始しました。3周アタックして4周目にクールラップを入れました。その際、他車との間隔をうまく取り、再びアタックをしました。クールラップを入れたことによりタイヤのフィーリングが良くなり、8周目にベストタイムを出すことができました。

第2戦 予選:1分36秒322/6位
天候:晴れ

1回目の予選からマシンの微調整をして臨みました。今回も少し待ってからコースインしました。1回目と同じように、最初に3周アタックしてクールラップを挟み、もう1度アタックしました。このクールラップの際、ポジションが少し込み合っていたので、予定よりも少し他車に近いところでアタックすることになりました。そして、7周目にベストタイムを出して、6番手グリッドを獲得しました。

Final/決勝

第1戦 決勝:7位
天候:曇り

雨が降りそうな天候の中、2007年の第1戦が始まりました。グリッドへ向かうまでのマシンのフィーリングは問題なく、スタートに集中しました。スタート練習の時にホイールスピンが多かったので、そのことを考えて操作しました。レッドシグナルが消えてスタートした瞬間、エンジン回転が落ちてしまい、出遅れてしまいました。その結果、9番手に後退してしまいました。前を走る車よりもペースが速かったので、序盤からポジションを挽回するために仕掛けていきました。何度も1コーナーで追いつくのですが、なかなか抜くまでには至りませんでした。それでも4周目の1コーナーで8番手にポジションを上げ、さらに8周目の1コーナーのブレーキングで前に出て7番手に浮上しました。そこから、少し雨が降り始めチャンスだと思いましたが、前のマシンとの差を詰めることはできたものの、追い抜くことは至りませんでした。結局、7位のままで15周のレースが終わってしまいました。

第2戦 決勝:5位
天候:晴れ

日曜日の昼過ぎに行われた第2戦は、前日の寒さが嘘のように暖かくなりました。前日の走行後のミーティングでマシンのセッティングをストレートで抜きやすい方向にして臨みました。スタートはまずまずで、ポジションをキープし1周目を終えました。4周目の14コーナー(ネッツコーナー)で前を走るマシンがミスしたため最終コーナーでインを刺しました。ストレートで再び抜かれましたが1コーナーでうまく相手のミスを誘うことが出来、立ち上がりで5番手に上がりました。4番手との差が少し開いていたため単独の走行が続きました。なかなか決勝のセッティングのマシンを操れず、タイムが出るまでに時間が掛かってしまいました。19周目に周回遅れが現れ、ラインを塞がれてしまいタイムロス。最終ラップのストレートで、後続車に前に出られてしまいました。1コーナーでもう1度抜き返そうとしましたが、イン側を抑えて走られてしまいブレーキングで抜くことは出来ませんでした。しかし、2台ともギリギリまでブレーキングを遅らせたためにオーバーラン。その際、自分のほうが早く復帰することが出来、5番手でチェッカーを受けました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

開幕戦の富士ラウンドでは良い結果を残すことが出来ませんでしたが、第2レースはマシンの操作やレースの仕方などと学んだことが多く、内容の良いレースでした。次は自分がもっとも得意とする鈴鹿サーキットです。今回の分を次のラウンドで挽回したいと思います。